2008-07-05

EURO2008雑感

ポスト @ 14:36:01 | サッカー

たまにはサッカーネタ、ということで、先日幕を閉じたEURO2008の観戦記を。

まずはグループリーグ。

<グループA>
今大会、優勝候補の一角であるポルトガルが抜けた存在。残り1枠をチェコ、トルコ、スイスで争う。チェコは司令塔であるロシツキーが不在も、実力はポルトガルに次ぐものがある。2002年WC三位の実績をもつトルコ、地の利があるスイスと二番手争いは混戦が予想された。

2連勝でアッサリ決勝進出を決めたポルトガルに対し、最終戦の直接対決までもつれこんだチェコとトルコの2番手争い。チェコのGKチェフのミスがトルコの劇的な逆転劇を生む結果に。辛くも予選を通過した印象のトルコが、この先ドラマの連続を巻き起こすとは、この時だれも知る由はなかった。

<グループB>
ダントツの本命ドイツ、そして二番手がクロアチア、ポーランド、ホームの利こそあれ、予選通過は難しいであろうオーストリアという構図。他のグループを見ても、恵まれた感のあるドイツだったが、思わぬ苦戦を強いられることに。

初戦こそ快勝したドイツだったが、2戦目のクロアチア戦で不覚をとる。3戦目のオーストリア戦で負けるようなことがあれば、予選敗退まであったが、辛くも勝利をもぎ取り、決勝進出を決めた。対照的にクロアチアは絶好調。オーストリア、ドイツを退け、最終戦ではサブメンバーでの試合となったものの、アッサリと勝利で全勝。台風の目となる雰囲気を醸し出していた。

<グループC>
死のグループといわれたグループC、その名の通り、強豪がひしめくグループとなった。タレント豊富で抜群の攻撃力を持つオランダ、前回WCの優勝国イタリア、前回WC二位のフランス、と他のグループとは比較にならない厳しいメンバーに。やや格落ち感が否めないルーマニアがどこまで善戦できるか、というのが前評判だった。

だが、蓋をあけてみれば、堅守を誇るイタリア・フランス両国相手に、それぞれ3点、4点の大量得点をたたき出たオランダが、圧倒的な攻撃力を見せ付ける結果となった。イタリアはオランダ相手に大敗するも、ルーマニア戦ではブッフォンの好セーブで勝ち点1をもぎ取り、最後のフランス戦では、フランスから二点を奪い、決勝進出を決めた。ルーマニアはよく頑張ったが、イタリア戦でのPKミスが痛かった。世代交代のできなかったフランスは結局何一ついいところなく終わった。

<グループD>
毎度おなじみ、優勝候補に挙げられては期待を裏切るスペイン、前大会優勝国のギリシャ、ヒディング率いるロシア、イブラヒモビッチのスウェーデンと、なんとも言えない構成。全てのチームに決勝進出の可能性はあるように思えた。

毎回予選では力を発揮するスペイン、さすがに今回も3連勝でアッサリと1位通過を決める。FW、MF、DF、GKと全てのポジションにタレントが揃っており、今回こそは・・・と思わせるものの、やはり不安は拭いきれない。二位通過を決めたのはロシア。初戦敗北、2戦目引き分けと窮地に立たされながら、最終戦では同じく決勝進出を争うスウェーデンを粉砕。さすがはヒディングといったところか。スウェーデンは最終戦でイブラヒモビッチ欠場という点が響いた。ギリシャは前回大会で使った守り勝つ戦法が通用しないのではどうしようもない。

<決勝トーナメント>
大体順当なメンツが残った決勝トーナメント。ポルトガルvsドイツ、スペインvsイタリアの二つが注目されていたが、ノーマークのクロアチアvsトルコが最も白熱した試合に。アップセットは予選で力を見せ付けたオランダがまさかの敗北を喫した事。

準決勝では、数々のミラクルを巻き起こしてきたトルコと強豪ドイツが激突。主力メンバーを大幅に欠きながらドイツ相手に互角以上の闘いを繰り広げるも、最後は力尽きた。スペインvsロシアは、今大会で一躍注目を浴びたアルシャビンをスペインが完全に封じ込め完勝。決勝はドイツvsスペインに。

スペインはエースビジャを欠くも、代わりにセスクを加えて磐石の体制。ドイツはバラックが故障で出場が危ぶまれるも、強行出場。試合は終始スペインペース。ロシアもGKレーマンの好セーブでなんとか守るものの、トーレスの一瞬の抜け出しにラームが反応しきれず、ゴールを割られる。結局これが決勝点となり、スペインが久々のビッグタイトル獲得となった。

<個人的MVP国>トルコ
ニハト、トゥンジャイ、ハミト、エムレくらいしか知らなかった、あまり思い入れのないチームにここまで肩入れできるということは、それほど魅力的なサッカーをやっていた、という証拠だろう。最後まで諦めない執念の塊のような姿を見せたトルコが文句なくMVP国だろう。

<個人的MVP>マルコス・セナ
巷でも言われているが、スペイン優勝の最大の功労者ではないだろうか。ビジャレアルでのプレイでは、そこまで光ったものは見えなかったと思うのだが、今大会でのプレーは抜きん出て優れていたといっていい。

<個人的ベストゴール>ロッベン
フランス戦で見せた鮮やかなゴール。ほとんど角度のないところから、DF二人を背負ってのシュートは見事としかいいようがない。次点にポルトガル・ペペのゴールを挙げておく。

<個人的ベストゲーム>クロアチアvsトルコ
オランダがフランスを粉砕した試合も面白かったが、やはりこれがベストゲームだろう。生で見てた人にはたまらない試合だったのではないだろうか。2点を先制されながら、まさかの逆転劇。特にトルコサポーターにとってはこれ以上の試合展開はなかったと言える。

<個人的ワーストプレイヤー>トニ
オランダ戦こそ3失点したものの、その後は安定した守備を見せたイタリアだが、いかんせんFWが点をとれない。中でも数々のチャンスをことごとく潰し、期待を大きく裏切ったトニをワーストプレイヤーに認定。

<個人的ワースト国>オランダ
予選であれほどの力を見せ付けておきながら、決勝トーナメントではロシア相手に完敗を喫してしまった。従来の4-3-3を捨て、4-2-3-1という守備的な布陣を敷きながら3失点したというのはいただけない。

グループリーグからガッツリ見たのは今大会が初めてだったが、なかなかに面白かった。やはり国別対抗というのは、どの試合もテンションが高くて良い。次大会からは参加チームが倍になるとのことで、楽しみが増えそうである。

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