2008-05-08

最近のテレビ業界について

ポスト @ 12:51:31 | その他

先日、ようやくテレビを買い替えたので、ここ最近あまり見ていなかったテレビ放送をまた見始めたのだが、あまりにも面白くない番組ばかりで唖然としてしまった。「ゴールデン」と呼ばれる最も多くの人が見ているであろう時間帯ですら、思わず苦笑してしまいそうな番組ばかりなのである。それを反映してか、現在テレビ業界というのは苦境に立たされているという。かつて栄華を誇っていたテレビ業界は、何故ここまで低迷してしまったのだろうか?今回はテレビ業界衰退について考えてみようと思う。

 まずは現在のテレビ番組がどのようなものかを見てみる。主な番組内容として、クイズ、お笑い、バラエティ、ドラマなどがあるが、どれもワンパターン極まりない。  例えばクイズ番組。大抵の番組が、低レベルな解答者の珍解答を小馬鹿にするという構成。無論、そのような部分もクイズ番組には必要なのだろうが、ただひたすらそれだけを垂れ流し続けるというのはどうなのだろうか?  お笑い・バラエティ番組にも似たようなことが言える。勢いだけの、大して面白くない芸人が、つまらない一発ネタを披露し、笑いをとっている(かのように見せかける)。その上、どのお笑い番組でも同じ芸人が出ずっぱりで、同じくだらないネタを披露するものだから、まったくオリジナリティがない。  そしてドラマ。テレビの主力番組とも言えるこのジャンルですら今では視聴率は下がる一方。現在、大台といわれる視聴率20%を超えているのは、「ごくせん」と「篤姫」の二つのみ。「ごくせん」は漫画の実写化、「篤姫」は常に安定した視聴率を誇るNHK大河ドラマ枠。つまり、テレビ局の制作力がダイレクトに視聴率に現れる、本当の意味でのオリジナルのドラマというものは、苦戦を強いられているのが現状だ。  上記のことからわかること、それはワンパターン、オリジナリティの欠如、という言葉に集約される。どの番組も似たような内容、同じ出演者では見ている側は飽きて当然である。

 別の面から見てみよう。TBSに代表される、偏向放送もテレビ離れの原因の一つであると考えられる。かつてはそのような放送であっても、他に情報源がない故、多くの視聴者はそれを信用してしまい、メディアによって大衆をある程度コントロールできた。しかし、インターネットが普及した現在、そのような放送が通用しなくなり、結果として偏向放送を垂れ流すテレビ側の信用が失われつつある。  嗜好の多様化といった面も一因に挙げられる。かつて、テレビ放送でスポーツといえば野球だった。ゴールデンタイムでは、必ずといっていいほど、巨人戦のナイター中継があったものだ。しかし、視聴者の嗜好が多様化することにより、結果としてそれがプロ野球人気の低下につながった。衛星放送などを用いれば、自分の好きなジャンルの放送だけを見ることができるこのご時世にあって、ゴールデンにおける巨人戦の放送は時代遅れといっても過言ではないのだろう。  最後に、インターネットの普及、という点が挙げられる。近年、飛躍的に発展していったインターネットと、年々落ちぶれつつあるテレビ、同じメディアというジャンルにありながら、両者には大きな違いがある。情報の送受信を実現するインターネットに対し、一方的に情報を送りつけるだけのテレビ。どちらが受け入れられるかは明白である。

 これらが原因で、若者を中心にテレビ離れが進み、視聴率は年々減少している。そしてそれがテレビのスポンサー離れを助長し、制作費が削れら、ますます番組内容が劣化していく、という悪循環に陥っている。今まで殿様商売をしてきたツケが回ってきたのである。  このまま何も変わらずに現状を保持しつづけるのであれば、この視聴率低下は止まらない。もちろん、業界そのものが消えるということはそうそうないだろが、かなりの規模縮小を迫られることになるだろう。危機的状況になるまでこのまま座して待つのか、なんらかの対策を講じるのか、テレビ局側の今後の動きが注目されるところである。

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